廃プラスチックスを溶媒油とともに溶融処理することにより、廃プラスチックスの減容化を図ります。また、溶融処理温度を段階的にすることでより安全にかつ安定的な溶融処理が可能となりました。さらに、副産物として再生油が生成されます。この、生成油を燃料として利用することで熱エネルギーのリサイクルが可能となったのです。
溶媒油(鉱物油)を規定温度まで昇温し、廃プラスチックスを溶融します。さらに、温度を加えた調整槽において、プラスチックスを安全に且つ、安定的に完全溶融します。
溶融油を精留塔にてさらに加熱処理し、飛散したミストを冷却し、再生油が生成されます。
破砕プラスチックはコンベアにより強制的に搬送され、溶融槽への投入も強制的に投入されます。
TPDS(湿式プラスチックス処理油化装置)のプロセスでは、溶媒によりプラスチックス類を穏やかに溶融させるため、原料プラスチックスの組成に関わらず安定したリサイクル油の生成が可能です。